みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。秋が深まり、少しずつ椿の開花が増えてくる季節となりました!
今回ご紹介する椿は、淡い桃色の花に紅色の絞り模様が入る「絞西王母・しぼりせいおうぼ」です。
絞西王母の一番の魅力は、やはりその花色です。
淡い桃色の花弁に、紅色の細かな模様が入る吹き掛け絞り。
まるで紅色を細かく吹き付けたように模様が入り、一輪ごとにその表情が異なります。
淡い桃色が多く残る花もあれば、紅色の絞りが華やかに入る花もあり、同じ株でも毎回まったく同じ花が咲くとは限りません。
この「次はどんな花が咲くだろう」と楽しめるところも、絞り椿ならではの魅力だと思います。
花形は一重の筒咲き。
ふっくらとした蕾から、花弁をやや抱えるように咲くため、華やかな絞り模様でありながら、どこか落ち着いた上品さがあります。
花の大きさは中輪で、椿園ではおおよそ4~7cmほど。
大きすぎず、小さすぎず、枝や葉とのバランスも良く、庭植えでも鉢植えでも楽しみやすい花姿です。
「絞西王母」という名前からも分かるように、この品種は西王母(せいおうぼ)の実生とされています。
西王母は、淡い桃色に紅色のぼかしが入る一重筒咲きで、秋から咲き始める早咲き椿として古くから親しまれている品種です。
絞西王母は、その西王母を思わせるやわらかな花姿を持ちながら、紅色の吹き掛け絞りが加わることで、より華やかな印象を楽しめます。
西王母がお好きな方にはもちろん、少し変化のある花を探している方にもぜひ見ていただきたい椿です。
椿園では、絞西王母は11月頃から4月頃まで開花する品種として栽培しています。
秋の早い時期から花を楽しめるため、「椿の開花シーズンを早くから楽しみたい」という方にもおすすめしやすい品種です。
気温や株の状態によって開花時期は前後しますが、秋から春にかけて長く楽しめるのも魅力のひとつです。
絞り模様の椿は、写真だけではなかなか伝わりきらない面白さがあります。
一輪一輪、紅色の入り方や模様の濃さが違い、その年、その枝、その花によって少しずつ表情が変わります。
「整った花を毎回同じように楽しむ」というよりも、一輪ごとの違いを見つけながら楽しむ。
そんな見方がよく似合う椿です。
淡桃色のやさしさと、紅色の絞りが生み出す華やかさ。
秋から咲き始める「絞西王母」、ぜひ開花した花を実際にご覧いただき、その一輪ごとの表情を楽しんでみてください。
椿園オンラインショップでも販売しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
本日もブログをご覧いただきありがとうございました。