選び方・育て方

後悔しない苗木の選び方

葉っぱの黄色が強いと
肥料不足かも?

苗木全体が黄色くなっている苗(肥料切れ)、極端に蕾の多い苗は避けるようにする。ただし、品種によっては、黄緑の葉の品種もありますのでご注意ください。

品種説明が明確な、
苗木を買う。

品種名と品種説明・開花期のラベルが付いている物を選ぶ事。汎用品ラベルの物は花と品種が一致していない事が多いので購入前の確認すると安心です。

挿し木苗と接ぎ木苗の違い。

一般流通している椿の苗木はほとんどが挿し木苗です。椿の自根は発根量も少なく伸びも弱いという事もあり、購入した年は良く咲いたが翌年から花数が少ない等の成長障害が起こりやすいです。
接ぎ木苗は、成長が早く鉢植え・露地植えのどちらにも向きます。台木となるサザンカは非常に強健で、移植にも耐えやすく土質を選びません。全国の各地にある土壌にもしっかり対応できるようにと、椿の短所を補う古き良き技術です。品種により違いはありますが、接木苗の1年は挿し木の2年~3年分の成長になります。花付きの良さも挿木に比べ良く、活け花・切り花として強剪定をしても安心です。100年近くの大樹椿になっても移植が安心してできる事も、接ぎ木椿の特徴です。

こんな人にオススメ

【苗木】 鉢でじっくり育てたい、気軽に楽しみたい ※庭植えには適しません
【中苗】 確実に花を楽しみたい、近い将来庭植えにしたい
【大苗】 お庭に植えたい、花をたくさん楽しみたい、お茶席生け花用の切り花が欲しい

苗木・中苗・大苗の比較

椿の植え替え方

春と秋は椿の植え替え、植栽(庭植え)の最適期です
年間カレンダーもご参照ください。

鉢植えで育てる場合

椿園の苗木はそのままの鉢でも数年は育てていただけますが、根が充実し詰まっているものもあるので
適期には一回り大きな鉢へ植え替えすることをお勧めしています。
植え替えは1号~2号程度の大きな鉢へ行います。→植え替え推奨サイズ
一度に鉢を大きくしてしまうと枝ばかり伸びて花が少なくなってしまう可能性があります。
一度植え替えをしたら1号大きくした場合は2年程、2号大きくした場合は3年程そのまま育てられます。
植え替えに用いる用土は椿園のオリジナル培養土か赤玉土と鹿沼土の混合土をお勧めしています。
成長の良いスリット鉢と培養土がセットになった植え替えセットもご用意しています。

植え替え手順

【作業①】
根を崩さないよう、やさしく鉢から取り出す。

【作業②】
新しい鉢の底に用土を敷く。

【作業③】
鉢の中央に苗を置き、隙間ができないように根の上部が薄く隠れる程度まで用土を入れ込む。

【作業④】
潅水時に適度に水が溜まるよう、鉢上部にウォータースペースを確保する。

【作業⑤】
鉢の底から水が溢れ出るまでたっぷり潅水して完了。

庭植えで育てる場合
庭植え手順

【作業①】
根を崩さないよう、やさしく鉢から取り出す。根巻き苗の根を包んでいる場合、麻布は取り外さずに植える。

【作業②】
【深さ、幅共に根鉢の二倍から三倍程度の大きさの穴を掘る。この時、石ころや粘土質は取り除く。

【作業③】
山砂(砂地で水はけのよい土)とバーク堆肥の混合土か椿園のオリジナル培養土を掘り上げた土の三割以上混ぜ込む。

【作業④】
苗を穴の中央に設置する。この時、根の上面が地面より少し高くなるように改良した土を穴の底に敷いておく。

【作業⑤】
根鉢の半分が隠れる程度まで土を入れ、棒や手で軽く突き固める。

【作業⑥】
穴から溢れない程度まで水をやり、水面が無くなり落ち着くまで待つ。

【作業⑦】
残りの土を入れ、軽く抑える。

【作業⑧】
幹の円周上に水が溜まる堤防を作る。 堤防が崩れないように軽く水をやる。

【作業⑨】
支柱を立て、風などで苗が揺られないよう幹をひも等で固定して完成。

椿生産用培養土 椿園の生産農場で使用しているオリジナル配合の培養土です。

肥料の施し方

庭植え、鉢植え共に年2回が基本です。

椿の生育期に当たる春と秋には肥料を施しましょう。
時期の目安として、春は花が終わり芽吹きが始まる前頃(3月後半~4月前半)と、秋は夏の暑さが和らぐ頃(9月後半~10月前半)の年二回施肥を行うことが好ましいです。
与える肥料は有機肥料か化成肥料どちらでも構いません。
有機肥料は多く与えても問題が無く、安心して与えられます。化成肥料は小さな虫が寄りにくいのでベランダや建屋の近くで育てている場合におすすめです。

水やり

水やりは、土が乾いたらたっぷりと。

椿は適度な乾燥を好むので水やりはメリハリが大切です。
鉢植え、庭植え共に土の表面が白んで乾くたびにたっぷりと潅水します。
夏場に毎日潅水が必要な気候が続く場合もありますが、やりすぎは根腐れや成長不良の原因にもなります。

椿の剪定(枝切り)

剪定は花が散る時期、追肥と同時がオススメです。

椿の樹形を整え、枝数や花数を増やす為に剪定(枝切り)をしましょう。
時期は花が終わって芽吹きの準備が始まる3月後半から4月前半に春の施肥と同時に行うのが理想です。

透かし剪定

将来的に主幹とぶつかりそうな「立枝」「戻り枝」と、混み合っている「交差枝」「並行枝」を切ります。

透かし剪定
芽飛ばし(芽欠き)剪定

先端部に下向きの葉を残して切り戻します。
この時、ひと枝あたり三枚以上は元気な葉を残してください。

芽飛ばし(芽欠き)剪定

年間管理カレンダー

管理の目安にご覧ください。

椿年間管理カレンダー