花とみつばち

2015/09/12 カテゴリ:

久しぶりの日差しに汗をかきながら農園でみつばちの世話をしていますと、

会長がバケツを片手に椿畑へ分け入っていくのを見かけました。

声をかけると私にもバケツが渡され、椿の種子採収を手伝うことに。

椿の苗木列の間へ入ってはめぼしい実をもぎ取っていきますと、様々な違いを感じます。

例えばこの尾張五色椿の実。

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花は絞りの入ったものが咲きますが、じつは実にも絞り模様が入っています。

大体にして赤色の花が咲く品種は実も赤、白い花の実は青い実がなります。

他にも、品種によって実を多くつけるもの、なかなかつけないもの、

大きな実をつけるもの、小さな実をつけるもの、それぞれ個性があります。

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この陣屋の椿の実などは、大きくて楕円形をしたアボカドのような見た目ですが…

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割ってみると皮が厚いばかりで中の種子は細長く、あまり油を採るのには向いていません。

逆に岩根絞りなどはとても大きな実をつけ種子も大きいので油を採るのに適した品種と言えます。

このような話を会長から教えてもらいつつ、実をもいではバケツへ放り込んでいきました。

 

春にこの椿が花を咲かせ、みつばちが花粉を付けて飛び回り、

それによって今椿が多くの実を付けていると思うと感慨深いものがあります。

椿が花粉をつけ花蜜をふくことでみつばちは食料を得て子供を増やし、

みつばちが花粉を運ぶことで椿は実をつけ子孫を残すことができる。

お互いのいのちを繋いでいるこの関係を見守るのが、私はとても好きです。

八開

椿 種子の収獲と椿油

2015/09/11 カテゴリ:

こんにちは。立松です。

椿園の在る祖父江町では台風が過ぎ、久しぶりの晴れ間と涼しい風が吹いて

とても気持ちの良い一日でした。

夏の暑さも和らぎ、秋めいてくるちょうど今頃から椿の実の収獲がはじまります。

実を数日干すと自然に割れ、油のたっぷり詰まっている種子が収穫できます。

当園では様々な品種の椿があり、花の姿は異なりますが、実の様子もそれぞれ異なります。

実の違いはまた後日、写真と共に説明させて頂きますね。

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椿の敵、蜂の味方

2015/09/08 カテゴリ:

9月に入ってから雨ばかりですね。

秋雨が巣箱も花もしとどに濡らし、せっかく花が咲いていても蜂達はなかなか蜜を集めに行けません。

今のこの時期、当園の周りには、椿以外にもいろいろな植物が花を咲かせています。

中でも私が気になっているのはこのヤブガラシ。

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ブドウの仲間というこの蔦植物は、名前の通り藪を枯らしてしまうほどの繁殖力。

手当たり次第にツルを伸ばしては周りの植物に絡みつき締め上げてしまうし、

抜いても抜いても生えてくるしつこさから、農家さんからは忌み嫌われる植物です。

しかし蜂にとっては話は別で、夏から秋にかけて蜜をもたらしてくれる貴重な食料となります。

当園でも椿を締め上げる厄介なやつではありますが、蜂の事を思うと中々引き抜く事も出来ず、

社長にあきれられてしまう始末。複雑な気持ちです。

 

せめて花の咲く間は存分に蜜を集めて欲しいものです・・・。

八開

 

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。