みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。 椿の【切り花・切り枝】につきまして2025年10月8日(水)現在の状況をお知らせいたします。
本日の農園にて「西王母・せいおうぼ」色づきの様子。先日のブログやYouTube椿園チャンネルにて開花速報をお送りしましたが、その次に咲き始めた花になります。
昨年シーズン同様、夏の暑さが原因で蕾の成熟が遅れており、同時に開花も遅れているという状況です。
今日現在の予定として10月20日(月)より販売(受注)開始、27日(月)の週より切り花の発送開始ができると予想しており気候条件なども見て販売開始判断を行います。
ご購入希望のお客様はもう少々お待ちいただけますと幸いです。(お電話でもご注文は受け付けております)
また、気温が高い時期という事もありやや固めの蕾で切ってお届け(到着後1日~2日で色がしっかりと見えますのでご安心ください)する場合や、切れる枝数が多くないためご注文いただきましてもキャンセルとなる場合がございます事をご承知おきください。
【固めの蕾の例です】※先端にわずかですが色が見えているので確実に膨らんできます。
椿の切り花・切り枝はご受注いただいた分を畑にて一本一本切り出しております。お客様のもとで蕾が膨らんでしっかりと色が見えるよう丁寧に枝を選んでおり、ご注文当日に出荷などにはお応えできませんので余裕をもって購入していただけますと幸いです。
こちらは2025年1月に撮影公開した「椿の切り花・切り出し~楽しみ方」の動画を掲載しますので参考までにご覧ください。
暑さ和らぐこの季節、いよいよ冬に向けた茶事が始まる季節となります。春を待つ花、厳しい冬でも色づく椿を満足していただける状態でお届けできるよう努めてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本日もブログをご覧いただきありがとうございました。
みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。土日はかなりの降雨でした、リニューアルに向けて植え替えを進めている椿には良い雨水となったようです(^^)
今日は農園の古木を掘り上げて鉢上げしましたので簡単にご紹介!
写真の古木は【天ヶ下・あまがした】樹齢40年程になりますが、2mを超えていた主幹に大きな傷が入っていたので大きくカットして植え替えました。
幹回り約30cm、直径7cm~8cm程度になっています。残っている枝数も整えて直径30cmのスリットポットに植えました。
これから2年~3年程をかけて立派な木に育てていきますのでもし見たい方がございましたら農園でお声がけください。
本日もブログをご覧いただきありがとうございました!
みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。曇り空で蒸し暑い朝を迎えました。日中は30℃に迫る気温になりそうでまだまだ残暑厳しいですね。
本日は「椿の開花速報」になります。先日ブログでも開花速報としてお伝えしていた【西王母・絞初嵐】の動画を公開します(^^)
動画内でも品種の特徴などお話していますが、ブログではより詳しく解説します♪
椿のなかでもっとも早くから咲く品種のひとつで、秋を先取りする早咲き性質と、そこから約半年間にもわたって咲き続ける長い開花特性を持っています。成長し蕾が増えるにつれて、開花期間もさらに長くなる傾向があり、早い場合には8月下旬から一輪目を咲かせます。
花は一重の筒状咲き・中輪で、淡い桃色を基調に外弁へかけて紅色のぼかしが美しく入り、温容で上品な花姿を見せます。その優しい色合いと花形は、茶席の花として古くから愛されてきました。特に石川県・金沢に伝わる銘花として知られ、椿の季節到来を告げる花とも言われています。
西王母からは、赤西王母(あかせいおうぼ)、白西王母(しろせいおうぼ)、絞西王母(しぼりせいおうぼ)など、様々な実生系統も存在しています。
その気品ある咲き姿と秋から春にかけて長く楽しめる性質から、園芸品種を代表する椿のひとつとされています。
白色地に紅色の「吹き掛け絞り・ふきかけしぼり」が特徴の一重咲き園芸品種です。
※吹き掛け絞りとは、スプレーで色を吹き着けたような色合いを表現した言葉になります。
花形は筒咲きからラッパ咲きの筒しべ、中輪サイズの花が咲きます。
秋から春先にかけて長く花を咲かせる早咲き種・秋咲き椿としてお茶花や切り花としても人気があり、江戸時代から続く古典品種です。
同じ早咲き種を代表する「初嵐・はつあらし」という品種の自然実生から生まれたと伝えられる椿でもあります。
今シーズンも農園で咲く椿を速報でお届けして参りますのでブログをお楽しみに!本日もご覧いただきありがとうございました!