椿の葉が・・・病気かな?お庭で起こりやすいトラブル事例!

みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。台風14号が接近しておりますが、被害なく通り過ぎることを願っております。

今日はお客様よりいただいたお問い合わせに対してお答えします。

「お庭や鉢植えの椿の葉に艶がない・・・しかも何か黒っぽい。」そんな状態がこちらです!

やすりで削ったように艶がなく、灰を被ったようにすすけているのがお分かりでしょうか?

手で持って近づいてみると良くわかります。この品種は【寿・ことぶき】

実はこれ、この椿を覆っているモミジ(紅葉)に発生するアブラムシ(モミジニタイケアブラムシと言うらしいです)が関与しており

雨風で椿に落ちてきた糞に含まれる菌により葉が黒くなり「すす病」状態となっている様子でした。

モミジの木を剪定&殺虫消毒することで原因は解消されますが、お茶花などの絵利用を予定している方は少し濡れた布などで葉をふき取ることで綺麗にはなります。

庭木はいつの間にか大きくなっていることも多いので周りの樹木との調和も含めて一年に一度は剪定を行うと良いですね(^^)

元気な椿は下の写真(品種は【岩根絞・いわねしぼり】)のように深い緑で艶のある葉が特徴ですので参考にしてください。

全国的にもそろそろ早咲き椿が咲く季節を迎えます、ご自宅の椿の状態を一度確認してみてください!

本日も椿園のブログをご覧いただきありがとうございました。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。