椿の植え替えには最適な気温の秋がきました!

みなさんこんにちは!椿園の佐藤です。今日は植え替えについてコラム的な内容をお届けします。

ここ最近の気温低下と時々の雨は植え替え時なのか?「秋の植替え最適期はいつだ」と時期を考えている方もお見えでしょう(^^)

椿園でも毎年9月1日より鉢上げや鉢増し、地植え(露地植え)の苗木を植え替えたりを始めている所です!

「まだ暑いのでは?」と感じるかもしれませんが、夏を乗り越えた状態であり人間で言う所の「暑熱順化・しょねつじゅんか」はできています。

作業後にたっぷりと水を与えるのはもちろん、一週間程度は「いつもよりやさしく管理する」これだけで夏を超えた椿(健康に育っていることが前提)であれば順応できるはずなのです。

そこで「いつもよりやさしく管理する」とは何か?をお伝えします。

まず一つ目に、少し日陰の環境に置いてあげることです。(遮光率50%程度、それより暗くてもよいです)

そして二つ目、一週間程度は一日2回程度の葉水(2秒~3秒ほど、葉にかける程度でかるく水を与える)を行ってください。

時間は午前中と午後など適当で大丈夫です。3回でもオッケー。

ちなみにですが、上の写真(9月4日に地植えより植え替えた接木の苗木)のように植え替え後は結構新芽が垂れていることもあります。

夕方撮影した状態ではありますが翌朝には「ピシッ!」となっており、日中「ダラリ…」を繰り返すはずです。

また、暑さが残っている時期に植え替える理由は、昼夜の気温差が植え替えをした椿の発根にはとても良い環境だからです。

春先に植え替えを忘れてしまった方や、根がパンパンに詰まっている方はぜひともチャレンジしてみてくださいね(^^)

本日のブログ内容「秋の植替えポイント」は後日動画で作成するかもしれません!

本日もご覧いただきありがとうございました。皆さん今シーズンも椿園をよろしくお願いいたします。

椿な人達

椿園三代目園主 佐藤 幹大

椿園三代目園主
佐藤 幹大

椿園は昭和23年の創業以来、椿樹木を専門に生産・販売を行っています。育種家としては一重の筒咲を中心としたツバキらしい「美しい椿」の作出にも取組み、三代に渡り作り出した園芸品種椿は300品種に迫っている。代表的な作出・命名品種:千羽鶴、初音、陣屋の椿、月照など。