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椿園㈱の歴史

椿心

椿心

日本古来の花「椿」 歴史を紐解き「椿心」を知る。

侘び寂びの清楚な一重咲の花から、椿とは思えない華やかな八重咲き品種まで、椿には魅力的な品種が豊富にあります。
残暑厳しい早秋から咲き始め、陽春の候に満開を迎え終わって行く椿。
品種を組みあわせると、ほぼ四季を通じて花が楽しめるというのも魅力です。

歴史は古く、万葉集では椿の美しさを詠んだ歌もあります。

巨勢山の つらつら椿 つらつらに みつつ偲はな 巨勢の春野を 
               坂門 人足(さかとの ひとたり)

また、徳川を筆頭とした武家には「高貴な花」として扱われ、非常に愛されました。
それ故、平民には持たせたくないという欲が「首から落ちる不吉な花」と噂され、広く伝わってしまいました。歴史を見ても不吉な花などとはとんでもない、あきらかな迷信です。
現代においても各地方の城内・古寺・神社には大木となった椿が必ずと言って良いほど存在しており、大切に管理・保存されています。

日本は古くから茶道・華道の文化が盛んな国です。
そのため、茶所の中部地方には茶花として茶席に用いられる一重花が特に重宝されてきました。
戦後にはその地域の文化的特徴を表現した品種交配が盛んに行われ、各地で椿ブームが再燃し、究極の美しさを求めた椿が多く作出されています。

ここで当園の作出した、代表的な品種の一部を紹介します。

千羽鶴

凛と筒状に立ち上がる花弁と整然と並ぶ茶筅、トキ色と表現され透き通るような淡い花色は足を止めて見入ってしまうほどの美しい花。
基本開花期は2月~4月だが、11月から咲く事もあり観賞期は長い。

陣屋の椿

岐阜県関ケ原の徳川陣屋跡にて採集された。
濃紅と呼ばれる非常に濃い花色と、筒状に整った花形も美しい。究極のヤブツバキと呼ぶにふさわしい品種。

初音

晩秋10月頃から咲く濃桃一重筒咲き品種。凛とした花弁と茶筅が印象的な濃い桃花は、茶花として一級品。花期が非常に長く、春まで楽しめる名品。

当園ホームーページ内「椿の多彩な品種紹介」でも各種紹介しております。
深い緑色の艶葉(つやば)を背景に咲く美しい花「椿」は、日本を代表する樹木です。

次の世代へ日本文化の「椿心」をつなぎ伝えて行きたいと思います。

プロフィール

椿園 株式会社 初代園主
佐藤 稔 さとう みのる

太平洋戦争からの復員後の1949年、人生をどう生きるか見つめなおす放浪旅に出る。
その旅の途中に見た鮮やかな一輪のヤブツバキの花。あんな花を自分の手で作ろう。

<2002.1.3 読売新聞 花追い人より抜粋>

人生のすべてを椿に捧げ、美しい椿の真髄を常に追求し続けた。
昭和57年、東京日本橋三越にて行われる日本椿協会主催の椿展にて
皇太子妃両殿下行啓等、長きに渡り皇族方の案内役を務めた。
昭和50年「中部のツバキ」と昭和58年「日本の名椿」の二冊を出版。

椿園 株式会社 二代目園主
佐藤 晴美  さとう はるみ

愛知県稲沢市祖父江町在住 ツバキ作家
名古屋圏を中心に、ツバキ展の開催・園芸講師を行っている。
中部地方各地に点在する、ツバキ公園のデザイン・植栽を手掛けており、「日本文化と椿」をテーマに、花会・茶席・舞台で用いられる椿の切り花や、雑誌等の撮影に使用する椿を全国へ提供している。
近年は全国に点在するツバキ原生林を訪れ、由来や樹形等の特徴を調査。

椿の情報として広く発信するため、ホームページ内ブログにて順次公開。

椿園 株式会社 三代目
佐藤 幹大  さとう みきひろ

祖父との思い出。
亡くなる少し前、祖父とお客様が電話で話している時のことを覚えている。
「椿だけでは残念ながら食って行けんのですわ。」
晩年の祖父は腰を痛めていたこともあり、入院退院を繰り返していた。
弱気になっていたからか、本心からか。
自分はなんとなく横で聞いていて「あぁ、そんなもんなのかな」と思った。
幼い頃、園芸業界・造園業界はもちろん日本中が活況に沸いていた。
なんせ父も祖父も日中自宅に居た記憶が無い。
忘れもしないこの言葉、いつも電話口では「千羽鶴」「初音」「雛鶴」「陣屋の椿」
「月照」の品種名。
「これに勝る花は無い、最高の自信作です。私が絶対の自信を持ってお奨めします。」
祖父のこのフレーズをいつも聞いていた。小さいながら怖かった祖父が笑顔になる唯一の会話だ。
断片的に覚えている小さい頃の記憶、訳は分かっていないが自分も「千羽鶴」としゃべっていたのを覚えている。
今この仕事を引き継ぎ、改めて思うのは「本当に美しい厳選された椿」は
何年経過しても、何度見ても、誰が見ても美しい。

時代が大きく変わりゆく今、自分が伝えて行かなければならない椿の心。

「美しい椿」を日本全国に伝えてゆきたいと思います。

アクセス

〒495-0012 愛知県稲沢市祖父江町本甲大溝116
TEL:0587-97-0641

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沿革

昭和23年 「椿園」を佐藤稔が創設。
昭和24年 椿の生産・新花作出・研究を始める。
昭和50年 著書『中部のツバキ』出版。
昭和55年 岐阜県羽島市にて椿公園植樹。
昭和57年

東京都日本橋三越 第60回個展にて当時の皇太子、妃両殿下行啓時の
案内役を務める。(昭和57年3月17日)
記念として当園作出新花「千羽鶴」「初音」2鉢を皇室へ献上。
※日本椿協会主催の東京日本橋三越にて行われる個展では、皇族案内役を多数回務める。

昭和58年 著書『日本の銘椿』出版。
平成3年 三重県尾鷲市世界の椿園に苗木。平成6年9月完成。
平成11年 「東海市 椿の小道」施工。
平成19年 愛知万博記念公園瀬戸会場『愛パーク』に椿100種230本を植栽。
平成25年 中部国際空港(セントレア)にてイベント「椿心 ~陶芸と花~」。
平成26年 佐藤椿園から「椿園株式会社」へ法人化。
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  • 椿油
  • 椿茶
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    愛知県稲沢市祖父江町本甲大溝116
    TEL:0587-97-0641
    FAX:0587-97-5496

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